親の土地を相続した話 ― オンライン申請で苦労したけど、なんとか法務局で受理されました
こんにちは。今日は、私が亡くなった親の土地を相続した体験談をまとめてみたいと思います。
特に「オンラインで法定相続の手続きをしたい」という方の参考になれば嬉しいです。
きっかけ:母が亡くなり、土地を相続することに
数年前に母が亡くなり、本来であればその時点で母親名義の土地をどうするかという話し合いをするべきだったのですが、父ががんを患っており、調子も悪く、入退院を繰り返していたため、相続どころではありませんでした。
さらに、兄弟もそれぞれ離れた場所で暮らしており、顔を合わせて話し合うのも簡単ではなく、時間だけが過ぎていきました。
そこへ、「相続登記の義務化(2024年4月1日施行)」という法改正のニュースが入ってきました。改正後は、相続を知った日から3年以内に登記をしなければならず、正当な理由がないと**10万円以下の過料(罰則)**が科せられると知り、これでは放置できないと腹をくくりました
とはいえ、いきなりオンライン申請に挑戦するのは不安だったので、まずはAmazonでベストセラーになっていた司法書士・児玉明日美氏の「自分でできる相続登記第2版」という本を購入し、基本的な流れや考え方を勉強するところから始めました。
結果的に、誰がどれだけ相続するかを個別に話し合って決めるのではなく、「法定相続」のとおりに分ける形で、手続きを進めることにしました。
オンライン申請に挑戦してみる
今は「相続登記の義務化」という言葉もよく聞きますし、法務省のサイトを見たところ、オンラインでも申請できると知りました。
「紙よりデータの方が楽かも」と思って、ICカードリーダーをまず購入し、**登記・供託オンライン申請システム(通称:登記ねっと)**をダウンロード、インストールして使ってみることにしました。
でも、いきなり壁にぶつかる
最初の壁は「専門用語」。
・登記識別情報?
・法定相続情報一覧図?
・権利証?
…知らない言葉ばかりで、読むだけで疲れます。
それでもなんとか本を見ながら、必要な情報を入力し、必要書類を市役所で入手しました。
ただし、最初の申請は見事に不備。法務局から「この記載が間違っています」といった連絡が来ました。
サポートをフル活用しました
オンライン申請の良いところは、メールや電話でサポートしてもらえること。
何度も電話して、画面の操作方法やファイルの形式、添付の仕方などを丁寧に教えてもらいました。
正直、「この作業、普通の人に無理では?」と思うこともありましたが、
「ここまで来たらやりきろう」と腹をくくって進めました。
何度か修正を経て、ようやく受理!
結局、3回くらい訂正をして、ようやく申請が通り、最終的に法務局で相続登記が受理されました。
終えてみて感じたこと
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知らないことを調べるのは大変だけど、少しずつ理解できると嬉しい
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オンラインの申請向けに無料でも電話サポートがしっかりしているのはありがたい
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オンライン申請は便利だけど、かなりの難易度で助けがないと無理
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時間はかかっても、自分で手続きを進めた達成感は大きい
まとめ:最初は不安でも、なんとかなります!
もしこれから「親の土地を相続しないといけない」という方がいたら、
「最初はわからなくても、ひとつひとつ確認しながら進めれば、きっとなんとかなります」と伝えたいです。
専門家に任せるのも一つの選択ですが、自分でやってみたいという方は、ぜひサポート窓口を頼ってください。
以上、私の相続体験談でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
参考本、url
自分でできる相続登記第2版 司法書士・児玉明日美 自由国民社
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