国民年金の追納はやるべき?コロナ禍と親の介護で免除申請した経験から考える判断ポイント

はじめに

国民年金は老後の生活に直結する大切な制度ですが、過去に免除や納付猶予を利用した方の中には、「追納はやるべき?」と悩む人も多いです。特にコロナ禍と親の介護で事業どころでなくなり、免除申請をした経験がある場合、追納の判断は悩ましいものです。

この記事では、国民年金の追納メリット・デメリットや、判断のポイントを具体的に解説します。


コロナ禍と親の介護で国民年金を免除した経験

2020年以降、コロナ禍の影響に加え、親の介護で多くの個人事業主やフリーランスが収入や時間に制約を受けました。私もこの期間、介護と仕事の両立が難しく、国民年金の免除申請を行った経験があります。

その結果、「将来の年金額が減ってしまうのでは?」という不安が生じ、追納するかどうかを真剣に考えることになりました。追納すべきか迷った末、最終的には追納することに決めました。しかし、年金事務所に電話をかけてもつながらず、やむなく郵送で追納申請書を送って手続きを行いました。


国民年金の追納をするメリット

1. 将来の年金受給額が増える

免除期間を追納することで、老後に受け取る年金額を増やせます。特に長期間免除を受けた場合、追納の効果は大きくなります。

2. 老後の生活が安定する

追納によって年金額を確保できるため、老後の生活設計に安心感が生まれます。

3. 税制面のメリット

追納額は社会保険料控除の対象になり、所得税や住民税の控除に反映されます。


国民年金の追納デメリット

1. 支払い負担が大きい

追納は一括でも分割でも支払えますが、金額が大きくなる場合、家計への負担が無視できません。

2. 追納できる期間に制限がある

追納は原則、過去 10年分まで しか対応できません。早めに判断することが重要です。


追納の判断ポイント

  • 収入状況を確認:安定した収入が見込める場合、追納を前向きに検討。

  • 将来の年金額の差をシミュレーション:追納しない場合と比較して必要性を判断。

  • 分割払いの活用:一度に支払うのが難しい場合、分割払いで負担を軽減可能。


まとめ

コロナ禍と親の介護で免除申請を行った場合でも、国民年金の追納は老後の年金額を増やす有効な手段です。

  • 金銭的に無理のない範囲で追納する

  • 将来の年金額や生活設計を見据えて判断する

  • 分割払いなどを活用し、負担を分散する

  • 手続きが困難な場合は、郵送申請も有効な方法

こうしたポイントを押さえることで、安心して追納の判断を行えます。

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