ようやく土地・建物以外の相続が完了しました
親の相続手続きを進めてきましたが、ようやく土地や建物以外の金融関係の整理が一区切りつきました。実際にやってみると、手続きから振り込み完了までのスピードは金融機関や制度によってまったく違い、かなり差があると感じました。ここでは私の体験をまとめておきます。
ゆうちょ銀行
必要書類をすべて揃えて窓口に提出したところ、当日中に口座解約が完了しました。思っていた以上にスピーディーで、即日で安心できたケースです。
JA(農協)
JAも対応が早く、必要書類を提出したら 翌日には振り込み完了。地方銀行に比べても処理が早く、非常にスムーズでした。
地方銀行
地方銀行では、必要書類が揃って受理されてから 1~3週間程度で振り込み完了。
ここで注意点として、銀行では 口座解約時に申請者の実印が必要 でした。実印がないと手続きできない場合があるため、事前に準備しておくことが重要です。
健康保険(埋葬料・還付金など)
こちらはまだ処理中で、申請から 1.5~2か月ほど かかる見込みとのこと。現在も振り込み待ちの状態です。
国民年金(脱退一時金など)
国民年金関係の一時金はさらに時間がかかり、振り込みまで 3~6か月 かかると言われています。すでに手続きは済ませましたが、こちらもまだ入金されておらず、気長に待つしかない状況です。
手続きに必要だった書類
金融機関や保険の種類によって多少違いがありますが、共通して求められたものは以下の通りです。
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病院発行の死亡診断書(または役所に提出した死亡届の写し)
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故人の戸籍謄本(除票)
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故人と申請者の関係がわかる書類(申請者自身の戸籍謄本など)
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申請者の印鑑証明書
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銀行での口座解約には実印が必要
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その他、金融機関独自の申請書類
これらはどの手続きでもほぼ必須で、足りないと手続きが進まず時間がかかってしまいます。
手続きを終えて感じたこと
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金融機関によってスピードが全然違う
ゆうちょやJAは即日~翌日と驚くほど早かった一方で、年金や健康保険は数か月単位で待つ必要がありました。 -
書類不備や実印の不備は大敵
銀行関係は必要書類が多く、実印や印鑑証明書が揃っていないと差し戻しで時間が大幅に延びるため、最初にしっかり確認することが大切です。 -
資金繰りに余裕をもって
「振り込みがすぐあるだろう」と思っていると、年金や保険のように数か月待たされるケースで困る可能性があります。
今回の経験から、相続に関する手続きは「一律ではなく、機関ごとに大きな差がある」と痛感しました。土地や建物の登記だけでなく、こうした金融機関・年金・保険関係も含めて全体像を把握しておくことで、より安心して進められると思います。
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