【保存版】家庭用ルーターで家庭用URLフィルタリングを有効化する方法



家庭でインターネット利用を安全にしたい、 またはアダルト、広告サイトを自動でブロックしたい場合におすすめなのが Cloudflare Family DNS(1.1.1.3 / 1.0.0.3) です。

ここでは、家庭用ルーターASUS RT-AX3000を例として、家庭内のすべての端末に対して簡単にURLフィルタリングを有効化する方法を紹介します。


🌐 Cloudflare Family DNSとは?

Cloudflareが提供する無料DNSで、家庭向けに以下の特徴があります:

サービスIPアドレス機能
Family DNS1.1.1.3 / 1.0.0.3アダルトサイト、マルウェアサイト、広告のブロック
通常DNS1.1.1.1 / 1.0.0.1高速・プライバシー重視(フィルターなし)

🛠 ASUS RT-AX3000 設定手順

① ルーター管理画面にログイン

  1. ブラウザで http://router.asus.com またはルーターのLAN IPにアクセス

  2. 管理者アカウントでログイン


② WAN → インターネット接続を開く

左メニューの 「WAN」 → 「インターネット接続」 を選択します。


③ DNS設定を変更

WAN DNS設定で以下の通り入力します:

項目設定値
DNSサーバー1.1.1.3 , 1.0.0.3
DNSフィルターモードFamily
サービス名Cloudflare

④ DNS-over-TLS (DoT) 設定(推奨)

  • プロファイル:厳格(Strict)

  • サーバーリスト:

    • 1.1.1.3 → family.cloudflare-dns.com

    • 1.0.0.3 → family.cloudflare-dns.com

  • TLSポート:853

  • SPKIフィンガープリント:空欄

  • サーバーをプリセット:未選択

DoTを使うことでDNS通信が暗号化され、より安全にフィルタリングが可能です。


⑤ 詳細オプションを調整

項目推奨設定理由
Forward local domain queries to upstream DNS❌ いいえ内部ネットワーク名を外部DNSに送らない
Enable DNS Rebind protection✅ はいDNSリバインド攻撃対策
Enable DNSSEC support✅ はいDNS改ざん検出機能
Prevent client auto DoH✅ はいPCやブラウザが独自に1.1.1.1に接続するのを防ぐ

⑥ 保存して再起動

  • 設定を保存

  • ルーターを再起動

  • 家庭内端末をWi-Fi切断→再接続

この設定で、家庭内全端末のDNS通信は Cloudflare Family DNS経由 となり、
アダルトサイト・マルウェア・広告サイトが自動でブロックされます。


🔹 注意点

  • 一部ISPではDNS書き換えを行っている場合があり、ルーター設定だけではFamily DNSに切り替わらないことがあります。

  • その場合は、各端末でDNSを固定する方法も検討してください。

  • WindowsやMac、スマホごとにDNSを手動設定すれば確実に1.1.1.3に接続可能です。


✅ まとめ

設定項目推奨値
DNSサーバー1.1.1.3 , 1.0.0.3
DNSフィルターモードFamily
DNS-over-TLS (DoT)有効、プロファイル:厳格、TLSポート853、SPKI空欄
サーバーをプリセット未選択(カスタム設定)
Forward local domain queriesいいえ
DNS Rebind保護はい
DNSSECはい
Prevent client auto DoHはい

💡 ポイント

  • ルーター単体でFamily DNSを使えない場合、端末単位でDNSを固定するのが最も確実

  • この設定だけでも家庭内の広告・アダルトサイトフィルタリングはほぼ自動化可能

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